EDITORIAL

MESSAGE


 ものづくり。表現する言葉は一つだが、本当に奥深い。この世に存在しているほとんどの「もの」が、人の手によって生みだされ、我々の生活を支えている。その真髄は何かとなると、「こだわり」ではないかと思う。こんなものをつくったら世の中の役に立つ、人々に喜びを提供できるという思いから、ものづくりはスタートする。そして、完成に向かって、デザインにこだわり、材料にこだわり、さらにはつくり方や手順にもこだわり、多くのこだわりが積み重なって、ものづくりは進んでいく。こだわりによって生み出された製品は、色や形といった視覚的な美しさ、または性能や品質といった機能性の高さなど、必ずどこかに素晴らしい輝きが表現され、人々を魅了する。多くの人に素晴らしいと認められるものもあれば、特定の人から絶賛されるものもある。では、工具の世界はどうだろう。工具の位置づけは消耗品で、高い性能と妥当な価格であれば良い製品と言われる。そこに、見かけの美しさを語る人は少ない。しかし、工具という製品には、使う人、開発する人、製造する人、サービスする人、販売する人などのこだわりが凝縮されている。特に、工具を使う人は、多くのこだわりが凝縮された工具で、さらにこだわりを加えた新たな製品を生み出すという「ものづくり」をしている。我々のCRAFTSMAN STUDIOは、そんな全ての人たちの“こだわり”が交り合う場所になると良いと思う。

三菱マテリアル株式会社 常務執行役員
加工事業カンパニー プレジデント

鶴巻 二三男

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