電話技術相談に寄せられたご質問

ソリッドドリル関連

Qカタログ表記の加工穴深さ「L/D」とは?

L/Dとは、ドリルの加工穴深さLと切れ刃径Dとの比をあらわします。この比が大きいほど深穴加工が可能となります。
たとえば、L/D =10 用ドリルとは、切れ刃径の10倍加工出来るドリルをいいます。L=加工穴深さ、D=ドリル切れ刃径。

Q超硬ソリッドドリルで深穴加工する時の留意点は?

L/D 10以上の深穴加工を行う場合には、最初に短いドリルでガイド穴をあけ、次にロングドリルでノンステップ加工を行って下さい。
当社の総合カタログやツールズニュースに上記留意点が記載されていますのでご参照下さい。

Q内部クーラント穴付コーテッド超硬ソリッドドリルで内部クーラントを使用せずに外部クーラントで加工してもよいか。

お勧めできません。
内部クーラント穴付ドリルで内部クーラントを使用しないと、内部クーラント穴に切りくずが溜まります。
その切りくずで再コーテイングする時にコーティングの付着強度の低下を招き、工具寿命が低下します。

Q高硬度鋼(60HRC)の穴加工に適したドリルは?

超硬ドリルとなります。
HRC50以上の高硬度鋼には、「VCSSSとVCHSM」をお勧めします。

Q電動ドリルで薄板加工する時にバリが出にくいドリルは?

薄板用プレートパルハイスドリル「EPSS」になります。
特殊刃立形状により、加工時のバリやカエリが出にくいです。
ドリル径の1/2までの薄い板やアルミ・ステンレス板にお勧めです。
ブルスターパック六角軸ドリルでは、「穴あけ上手・B6PSL」になります。

Q電動ドリルでステンレスを加工する時の注意事項は?

ステンレスは擦れば擦るほど硬くなり、躊躇するとさらに切り難くなってしまう材料です。怖がらずに直角にギュッとドリル押しつけるように加工して下さい。
また、ドリルが貫通し始めるあたりから、力をやや緩めることによりスムーズに貫通できます。
ドリル径が6mmを超えるサイズを御使用の場合は、ドリル直径の半分くらいの下穴をあけておくと、楽に穴あけ出来ます。

ソリッドエンドミル関連

Qソリッドエンドミルの標準価格は?

ソリッドエンドミル購入先の販売店、または商社にお問合せ下さい。

Qカタログに記載がない切削条件や項目は?  
(被削材・長刃での溝加工、ランピング加工、ヘリカル加工、等高線加工、穴加工)

都度、フリーダイアルへお問合せください。
フリーダイアルお問い合わせ
0120-34-4159

Q特殊品の引合。規格品のサイズ違い

ソリッドエンドミル購入先の販売店、または商社にお問合せ下さい。

Qピンカドとギャシュランド付の違いは

スクエアエンドミルまたはラジアスエンドミルの刃先コーナ部には、ピンカドタイプとギャシュランド付きの2種類があります。
ピンカドは、刃先コーナ部がシャープエッジです。
ギャシュランド付きは、刃先コーナ部がギャシュランド付き(面取りされている)です。

写真 ギャシュランド付きソリッドエンドミル

Qバイオレットコーティングとミラクルコーティングの違いは?

バイオレットコーティングとは、ハイス母材(ハイス・粉末ハイス)+(Al,Ti)Nです。(アルミチタンナイトライドコーティング)
ミラクルコーティングとは、超硬母材+(Al,Ti)Nです。(アルミ・チタン・ナトライドコーティング)

QVFエンドミルの難削材用とVQエンドミルの使い分けは?

VQエンドミル:Al,Cr)N+系の新コーティングと平滑化表面で低抵抗、切くず排出性を向上し、長寿命と高能率加工に適しています。
具体的にはオーステナイト系ステンレス鋼などの比較的硬度の低いステンレス鋼の加工にはVQエンドミルが適しています。
VFエンドミルは刃数が多く、切削速度の上げられないチタン合金や超耐熱合金などの難削材加工の高能率加工に適してます。
(VF6MHV/VF6MHVCH/VF8MHVCH/VF6MHVRB/VFMHVRBCH/VF8MHVRBCH等の多刃エンドミル)

Q突き加工の切込量は(1回)は?

VQエンドミル(VQMHV)溝加工の切込量(ap)目安としてください。

Qグラファイト加工に適したEMは?

ダイヤコートのDFシリーズエンドミルをお奨めします。

Qインコネル加工に適したEMは?

VQエンドミル、およびVF難削材用加工用エンドミルをお奨めします。

Qステライト加工に適したEMは?

VQエンドミル、およびVF難削材用加工用エンドミルをお奨めします。

Qセラミック加工に適したEMは?

ダイヤモンドコートのDFシリーズエンドミルをお奨めします。

ターニング・外径関連

Q安定切削・一般切削・不安定切削の意味を教えて欲しい。

安定切削:被削材の表面が滑らかで、切削加工時に振動がない。
一般切削
不安定切削:被削材の表面に凹凸又は切込量に変動があり、切削加工時に振動が発生する。

Qホルダーの部品を交換したい。分解、交換方法を教えて欲しい。

総合カタログC007ページをご参照下さい。

総合カタログはこちらから

QLLバイトのプラスチックポンチはないか?

ポンチの提供はございません。
市販の小さなマイナスドライバーで対応して下さい。

ターニング・内径関連

QボーリングバーのL/Dとは何か?

ボーリングバーで刃先までの突出し長さLとシャンク径Dとの比をあらわします。

Q対応インサートがポジインサートの時、取付穴形状のみ異なる場合は取付くのか

取付穴形状に合ったクランプネジをご購入頂きましたら、取付きます。
例えばカタログに対応インサートがTPGX090204となっており、これにTPGH090204を取り付けたい場合は、これにあったクランプネジを別に購入すれば取付きます。

Q三菱のポジインサートを他社製ホルダーに取り付けたいが可能か?

ポジインサートの取付く、三菱のホルダーにあるクランプネジを購入して頂きましたら、他社製のホルダーに使用可能です。

Q超硬シャンクを折ってしまったが、修理は可能か?費用は?

修理可能な場合は、修理し、その前に見積もりとなります。

Qブレーカーピースとはどんな役割をするのか?

ブレーカーの切屑処理を行う役割と、インサートのクランプ力を強くする為です。

刃先交換式正面フライス関連 (アーバ取付けタイプ)

Qワイパーインサートはカッタ1台当たり何枚使うのがよいですか?

基本的には1枚でじゅうぶんです。
鋳鉄大径カッタで刃数が多い場合には2枚入れる場合もあります。

QBT30主軸のマシニングセンタで使える刃先交換式正面カッタ(アーバ取付けタイプ)は有りますか?

APX3000、ASX445、ASX400 などのカッタが使用可能です。
機械動力にもよりますが、基本的には小径カッタとなります。(たとえば切れ刃径φ50やφ63)
アルミ合金加工などの場合には切れ刃径φ80も機械により使用可能です。

Qインサート1種類で右勝手、左勝手両方使えるカッタは有りますか?

標準在庫品では有りません。ASX445,AHX640Sは特殊での左勝手の製作は可能です。
もちろんインサートは左右共用です。

Q統廃合製品で販売中止となった、廃番製品の部品呼び記号、在庫確認、カタログのFAX依頼について教えて欲しい。

廃番品の部品につきましては、総合カタログの027ページの旧正面フライス製品部品対応表をご参照下さい。
在庫確認、カタログのFAX等に付きましては、都度フリーダイヤルをご利用下さい。

フリーダイアルお問い合わせ
0120-34-4159

刃先交換式エンドミル関連 (シャンク取付けタイプ)

QBT30主軸のマシニングセンタで使える刃先交換式エンドミルはありますか?

APX3000、ASX445、ASX400 などの刃先交換式エンドミル(ションク取付けタイプ)が使用可能です。
機械動力にもよりますが、基本的には小径エンドミルとなります。(たとえば切れ刃径φ50やφ63)
アルミ合金加工などの場合にはカッタ径φ80も機械により使用可能です。

Q突き出しの長いエンドミルでビビり振動を少なくするにはどういう刃数がよいか?

基本的には同時切削刃数を少なくする為に刃数は少ない方がよいです。

Qスクリューイン工具用アーバーは他社アーバでも使えるか?

互換性のあるメーカーもあります。
しかし、三菱品は取り付け部をねじ研磨して、より精度UPをしておりますので、他社品を御使用する場合はねじ研磨がされているメーカー品を推奨致します。

QAQXカッタで加工条件表にある『 限界深さmm』とはどういう意味か?

穴加工においては、切りくずがたまり込んでカミ込みトラブルを起こす事があります。
そこで、切りくず排出除去を考えて、限界深さを設定しています。
切りくずを排出してしまえば、さらに限界深さまでの加工が可能です。

Q刃先交換式エンドミルで仕上げた縦壁の精度はどれくらいですか?

工具本体 APX3000R253SA25SA, インサート AOMT123608PEER-M, 工具材種 VP15TF にて
SCM440を切削速度 vc=160m/min, 一刃当たりの送り fz=0.15mm/刃, 切削幅 ae=2mm
軸方向切込み ap=6mm x 3パスで加工した場合、0.021mm程度の段差となります。

刃先交換式ドリル関連

QDRY加工。切削条件、加工可能深さ、寿命は?

切削条件は通常(WET、内部給油方式(センタースルー))の70~80%で、加工深さはL/D2位まで。工具寿命は湿式切削(WET)に比べ劣ります。

Q外部クーラントの場合に、加工深さL/Dはどれくらいまで可能か?

内部クーラントの方が工具寿命優位ですが、どうしてもの場合、L/D=2位までとして下さい。
※L/Dとは加工穴深さLを切れ刃径Dで割った値のことです。

Q内部クーラントの必要圧力はどれくらい必要か?

φ40までなら0.5MPa以上有れば大丈夫です。φ50以上で縦型マシニングセンタ加工の場合やステンレス加工ではより高圧の方が良いです。
ただし、L/Dが大きくなる程、切りくず排出性は高圧の方がよくなります。
※ L/Dとは加工穴深さLを切れ刃径Dで割った値のことです。

QMVXやTAFドリルの刃先交換式ドリルで重ね板の加工は可能か?

重ね板の加工は出来ません。理由は各板の加工終了毎に陣笠が出る為です。
重ね板の加工には、ソリッドドリルやろう付ドリルをご使用下さい。
陣笠とは、各重ね板の加工終了時に発生する薄い円盤上の切りくずのことで、円盤状の切りくずが昔の陣笠に似ていたことから名づけられました。

写真 MVXドリルによる 陣笠(形状の切りくず)


QMVXとTAFドリルの使い分けは?

MVXは最小径Φ17からで、TAFドリルはφ12からとなっており、φ17未満の刃先交換式ドリルならTAFドリルとなります。工具寿命含めた切削性能は、TAFドリルより後で開発されたMVXドリルの方が一般的に優れています。
加工穴深さは、MVXが最大L/D=6まで可能に対し、TAFドリルはL/D=4まで可能です。
又、特殊穴の加工、斜目食い付き、半割り、ダルマ穴等の加工にMVXドリルは対応出来ます。
(詳しくは ツールズニュース B202J MVXドリルをご照下さい。 )

ツールズニュースB202J MVXドリルはこちらから

QMVXドリルで内刃と外刃の使い分けは?

基本的に、内刃はVP15TF材種(PVDコート)、鋼加工の場合の外刃はMC1020材種(CVDコート)、鋳鉄加工の場合の外刃はMC5020材種(PVDコート)を使用します。
もし、内刃にCVDコートのインサートを取り付けるた場合、内刃の回転中心部分にチッピングが発生しやすくなり、工具寿命が不安定となります。
また、上記インサートにはいづれもUMブレーカを使用し、ステンレス加工の場合にはUSブレーカをご使用下さい。
より詳細な内容を確認したい場合には、都度フリーダイヤルへお問い合わせ下さい。

フリーダイアルお問い合わせ
0120-34-4159

QMVXドリルは非鉄金属に使用出来るか?

非鉄金属には向きません。
非鉄金属(含アルミ合金)用のインサート材種・ブレーカの用意も有りません。

QMVXドリルでアルミ材穴あけにVPコートインサートで対応可能か?

VPコートインサートでどうしても穴あけしたい時は、切削速度Vc=200m/min位で、送りは通常送りとします。溶着が発生したら終了です。

QMVXドリルで穴径の微調整は可能か

ドリル本体だけでは不可能ですが、ジャストフィットスリーブを使用する事により穴径で、0.2,0.4,0.6,0.8,1.0の5段階の調整が可能です。
(詳細は総合カタログ、またはツールズニュース B202J MVXの『ジャストフィットスリーブ 』ページをご覧下さい。)

総合カタログはこちらから

ツールズニュース B202J MVXはこちらから

QMVXドリルで下穴があってもよいか?

下穴があっても穴あけ可能です。 
その他特殊穴の加工事例はツールズニュース B202J MVXドリルをご覧下さい。

ツールズニュース B202J MVXはこちらから

QMVXの切削条件にSUS630(析出硬化系)の切削条件が無いが?

切削速度:Vc=80(60~100m/min),送りf:0.05~0.08mm/min
送りは径とL/Dにより異なりますので都度フリーダイヤルへお問い合わせ下さい。

フリーダイアルお問い合わせ
0120-34-4159

工具材種関連

QPVDコーティングとCVDコーティングの意味を教えて欲しい。

PVDコーティングは物理凝着法(Physical Vapor Deposition)と呼ばれ、超硬合金等に物理的な方法でコーティングする方法です。
CVDコーティングは科学凝着法(Chemical Vapor Deposition)と呼ばれ、超硬合金等に化学的な方法でコーティングする方法です。

QPVDコーティング材種とCVDコーティング材種の使い分けを教えて欲しい。

一般的にターニングの様な連続切削にはCVD材種が使用され、断続切削にはPVDコーティングが使用されます。
しかし、常に断続切削となるミーリング切削においても、高速切削ではPVDコーティングより工具寿命で優位なCVDコーティングが使用されます。

QVP15TF材種(PVDコーティング)で被削材硬さはどの位まで加工可能か?

被削材や加工形態にもよりますが、一般的にHRC50以下で加工可能です。切削条件は、被削材等により異なる為、都度フリーダイアルへお問い合わせください。

フリーダイアルお問い合わせ
0120-34-4159

SNSで送る
トップページへ